「がん 生と死の謎に挑む」 立花隆

珍しく書店で目にして買い求めた本です。

がん 生と死の謎に挑む
文藝春秋
立花 隆

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大反響を呼んだらしいNHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」の書籍版で、昨年の12月に発売されています。このときのNHKスペシャルのDVDが添付されていました。

立花さんは1940年生まれの70歳。ジャーナリストというカテゴリーですよね。いろんなことを取材され、さまざまな著作を出版されています。2007年に自らの膀胱がんが見つかり、手術をされています。

この本の中でも何度も何度も繰り返し述べられていますが、日本人にとってがんは2人に1人がかかり、3人に1人がそれによって死ぬというとても身近な病気です。

私の近くでも、母方の祖父が大腸がんで亡くなり、母の弟は若い頃に胃がんになり胃を切除して回復(したものの50代でお風呂で突然亡くなりましたが)、父の弟の奥さんも50代でお腹のがんで亡くなり・・・ん、意外と血縁者にがんが少ないかも?

親族以外では、数年前に友人が末期の乳がんで亡くなりました。友達にも乳がんを切って治した人がいるし、乳がんを治した人は会社の同僚にも二人ほどいます。その他、元部下が前立腺がんでしたがこれも治しましたね。上さまのお母さんはがんで亡くなっています。

まあ、まわりにがんの人が一人もいないなんていう日本人はあまりいないことでしょう。

私も友人ががんになったときは、がんについて相当調べたりしましたし、当然のことながら興味はあるので、立花さんのか書かれたものを読んでみたいなというのが本を手にした動機でした。しかし、その段階では立花さんご本人ががんだとは知りませんでした。

本は2章に分かれていて、最初の1章はNHKスペシャルを撮ったときの取材等の話を書きすすめつつ、現在のがんに関する医学の進み具合について書かれていました。簡単に言うと、まだまだ人類はがんについて解明には至っておらず、がんを克服するには更に30年、50年といった年月を要しそうであるということです。

第2章はご本人の経験を書かれていました。

ここで内容について要約したりはしませんが、私の感想は、ご自分ががんにかかりながら、これだけ冷静に様々なことを分析し、書物にまとめられるというのは素晴らしいことだなということです。ジャーナリストですからとことん客観的なんでしょうね。

まあしかし、私もデータを記録すること、分析すること、公表することは好きなので、自分ががんになったら、もっともっと細かいことも含めていろいろ書き記して発表したりするだろうなと思ってしまいました。ものを書けるうちは死ぬまでやっちゃうんじゃないかな。どうやらそういうサガのようです。

あなたの余命はこのくらいです、と言われたらうろたえるかな?

実際言われたらうろたえるかもしれないけど、今のところ淡々と受け止めそうな気もしています。

抗がん剤や代替医療にわらをもすがる思いですがってしまうのか・・・・。

そのときになってみないと分からないけど、今のところ、そんなことはしないような気もします。

まあでもこればっかりはその立場になってみないと分からないよな・・・。

立花さんは離婚された元奥様が末期がんになり、立花さんに相談に来られた時のことを書いていらっしゃいます。かなりうろたえていらしたらしく、医者が間違っている、おかしい、と怒り狂っていたり、代替医療にたくさんのお金をつぎ込んだりしているのを見て、ああいうふうにはなりたくないと思われたとか。

そういうふうにはなりたくないですね。

あなたの命はあと1年ですって言われたら何をするかな・・・。

世界一周だな。そして病気のことと世界一周のことを書きまくるな。

とまあ、そんな読後感を抱いた本でした。がんに興味のある方にはお勧めします。



がん哲学 新訂版 立花隆氏との対話
to be出版
樋野興夫

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がんと闘った科学者の記録
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この記事へのコメント

Chris
2011年01月04日 23:35
一度検索にかかってからよく読ませてもらっています。趣味・嗜好がよく似ているような気がしてなりません。新年のブログもとてもおもしろかったです。さて新年から質問なのですが、その後ガラパゴスは使用されていないのでしょうか。シャープさんからの回答は?もし良ければ今後のブログの中でふれていただければ幸いです。私は自炊はしないで、雑誌や本をストアから少し買ったり、自宅でメールをチェックしたり(パソコンを立ち上げに2階の自室にいくのが面倒な時など)するために購入しようかなと思っているのですが、どうでしょうか。聞いてばかりでごめんなさい。
あつこ
2011年01月04日 23:52
引き寄せの法則から行けば、読まないほうがいいのでは?
管理人
2011年01月05日 00:04
Chrisさん>コメントありがとうございます。ガラパゴスは今お休み中です。シャープからはその後何も言ってきていません。ガラパゴスステーションによるPCとの同期は出来ないままです。シャープさんもお正月休みだったでしょうから、もうしばらく待って何も言ってこなければ催促しようと思っています。雑誌や本をストアから買ったりメールをチェックしたりですか・・・うーん、今のガラパゴスがそのニーズに応えられるかどうかは微妙ですが、失敗しても耐えられるなら試してみる価値はあるかもしれません。雑誌も本も限定的ですが、その範囲内で良ければ読みやすいです。メールについては試したことがないので良く分かりませんが。

あつこ>でもこの本はかなり科学的なので、感情的に落ち込むような要素はないから多分大丈夫だと思います。
しのりん
2011年01月05日 08:52
我が家はガンとは縁遠く、私は仕事でピンクリボンの活動はしていましたが、実際に患者の方と身近に接したことはなかったんです。
ところが、昨年の冬の入院時に同室になった方がガンの患者さんで、それも私の退院時にサラッと告げられて度肝を抜かれたのを記憶しています。
華やかで、きれいで、優しいお母さんで、私は全く気がつきませんでした。検査入院かと思ってました。
自分が彼女だったらそうしていられるか、、、。
頭の時でもパニックでしたからどうなるんだろ。生きることには執着が強いから闘うと思いますが。
あくあさんと同じように記録して。

記録って、後に続く人にとっては宝です。

私が頭のお豆を初期段階で見つけたのは、母の日記に似たような症状が書いてあったから。これがメッセージで検査受けました。
母は最後は目が見えなくて字になってないし、手術後は字なんで書けなくなったからそこまでですけど。

この本も試験が終わったら読んでみたいです。ご紹介ありがとうございました!
管理人
2011年01月05日 12:46
しのりんさん>この本、結構分厚いので時間がかかりますが、最近のがん研究についてざっくり知るためには読みやすい本だと思います。