「不動産投資 プロの流儀」 中元 崇, 井上 隆司, 山内 真也(著), 倉橋 隆(監修)



私がお世話になっている不動産屋さんが出された本です。知り合いが書いていると、最初っからそのつもりで読んでしまうので、ピュアに書評が書けませんね。

不動産投資に関する書籍はおそらく100冊以上出ていると思いますが、その大半は不動産投資をやって成功した個人が体験談を書いているものです。

不動産投資はマーケットの影響を受けるので、個人の経験談を読むときは、その本がいつ書かれたものなのかを意識して読まないと、今の時期には適さないことが書かれていたりします。端的な例は融資の引きやすさです。リーマンショック前にはミニバブルがあり、都銀でも物件価格の100%を簡単に融資したりしていたようで、それを前提に書かれている本もたくさんあります。今はもちろんそんなに甘い話はありません。

また物件の選び方も人それぞれです。おんぼろ物件を買って、自分でリフォームして貸す人、地方の安い物件を狙う人、古い鉄筋コンクリートのマンションを長期融資で買う人・・・それぞれもっともらしく書いていますから、一冊だけ読んでその気にならないようにしないといけません。

不動産投資家が書いている本以外には、不動産業者さんが書かれているもの、銀行員が書いているもの、税理士さんが書いているものなどが少数あります。

この本を出しているCFネッツという会社は、自らを「不動産コンサルタント」と称している会社で、一般的な仲介業務を行う不動産業者とは一線を画し、投資として成り立つようコンサルティングをしながら仲介をしてくれます。

ここの社長さんと、ナンバー2の猪俣さんという方はたくさん書籍を出されていて、彼らおよび同社の「不動産コンサルタント」の方々によるセミナーが毎週のように開催されていて、不動産投資に関する知識を広めるとともに、いざ物件を紹介する時は投資分析付きで紹介してくれるのです。

普通の不動産屋さんの場合は、こちらがこういうのが欲しいと言えば、そういうものやら、不動産屋さんによってはそんなこと頼んでもないようなものまで、とにかくたくさん販売図面を送りつけてくるだけというケースが多いんですよ。その中で売れればラッキーって感じなんでしょうね。

そういう業者さんが多い中で、この会社は異質でした。何しろ物件はほとんど紹介してくれないんですから。いわく、投資に見合う物件なんてなかなかないからだそうです。

まあそうやって、セミナーや何やらで顧客を囲い込み、厳選した物件を確実に仲介し、そしてWIN-WINの関係を維持して二棟目、三棟目と長い付き合いに持っていくのが狙いってところですかね。

今回、この会社の現役不動産コンサルタントの方々が共同で書かれたのがこの本です。

まさに現場の声ですね。

内容は、最近の投資市況、融資の状況、投資分析の基礎、そして物件選定のコツです。事例もたくさんついています。

不動産投資について全く何も勉強したことがない人には難しすぎるでしょうね。ある程度の基礎知識があることを前提として書かれているようです。おそらく、ある程度勉強しているけれど、今まで投資家の経験談しか読んだことがない・・・くらいの人にとって、有用な知識が多いんじゃないかなぁ。

最近どこの銀行がどのくらいの金利で出してるとか、頭金がどのくらいいるかとか、団信に入るとどうのこうのとか、どの辺のエリアが買いかとか、物件を見に行ったらどこを見ろとか、雨漏りのチェックポイントから古い建物のメンテナンスにかかるコストまで・・・。こんなことって本に書いて出してもいいの?というようなことも出てました。いいんでしょうね、きっと。

私の場合は、もうさんざん本は読んでるし、この会社のセミナーにも出てるし、この方々から生でいろいろ教わってきたので、新しいことは余りありませんでしたけど。

但し、1冊の中で非常に幅広い分野に触れているため、書かれている知識には網羅性はないので、これで重要ポイントが全部押さえられて、自分で投資出来ますよというものではなくて、これで興味を持ったらセミナーかコンサルティングを受けに来てくださいね、という流れだと思います。

この本を読んだと言えば、コンサルティングは無料だそうです。よかったらどうぞ。

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この記事へのコメント

あつこ
2011年03月07日 23:01
私も不動産投資いつかはしたいなあ。その時は相談に乗ってね。
管理人
2011年03月08日 09:41
あつこ>はい、もちろん。