被災地ボランティア活動への外人と日本人の反応の違い
今日は半日採用イベントをやっていました。
来年の春に卒業する日本の大学生を対象に、会社の説明をし、その後、グループディスカッションなどをして二次選考をしました(一次選考は書類と試験による選考でした)。
最近、どっちが本業かわからないくらい支援活動が忙しいため、半日も本業に取られるとほんとに大変です。
ていうか、午前中も本業のミーティングがあったので、支援活動は昼休みや夜にやっていたのですが。当たり前か。
今週末の石巻ボランティアトリップには、今のところ、社外から15名のチーム、12名のチーム、4名のチーム、そしてうちの会社から、社員の家族も含め20名ほど集まりました。先週や先々週から二度目、三度目の人もかなり含まれていますが、初めての人もいます。一度行くと、次は社外の友人に声をかけて人を集めてくる人もいます。
危険を伴うため、会社としてオフィシャルな活動と位置付けるわけにはいかないため、あくまでも個人ペースで参加するという形式を取っています。そのせいってわけではないのですが、会社全体にメールで呼びかけているのではなく、参加している人がいる部署にメールを出して呼びかけています。
私もコーディネーターとしてメールに名前が出ていますので、いろんな人が問い合わせをしてきたりします。
また、知り合いに直接声をかけて誘ったりもしています。
そういうことを毎日やっていると、国籍によるのか、人々の反応の違いを感じるようになります。
行きたいから詳細を教えて欲しいと前向きなことを言ってくる人には、アメリカ大陸の人(アメリカ人、カナダ人など)と東南アジアやインドなどの発展途上国系の人が多いんです。
参加している人の中にはイギリス人もいますが、上司がアメリカ人で、その人が行くから一緒に・・・というのが多い気がします。でも、そういうイギリス人も、一度行くと燃えちゃって、翌週も来てくれたりします。
そして日本人は…上司が行っていても関係なく行こうとしないんですよ。
ある若い男の子は、「行かない?」と聞くと、「え、私がですか?」とお茶を濁して終わり。
ある40前くらいの男性は一度は行くと言っていたんだけれど、理由を付けては結局行こうとしません。
別の40歳くらいの男性は、「一度見てみた方がいいとは思うんですよね・・・」と自分の経験としての反応。
ある30代の男性は、「うちは子供が小さいから無理なんです」と。
ある40代の男性は、「行きたいんですけど、妻が行かないでくれと言うので」と。このパターンは結構います。
これだけ続くと、かなりがっくりします。
何で日本人は行こうとしないの??
先週行ったときも、メンバーにいた日本人は、社外の、日本語が下手な外国育ちの日本人と、外人の奥様でたまたま日本人な人だけで、純粋な日本人は私と上さまだけでした。
先々週から三週連続で行っていて、この大勢のツアーを取りまとめているカナダ人は、35歳くらいで、子供が1歳と2歳なんですよ。そんな状況で毎週末行くのは大変なんじゃないの?と聞くと、「でももっともっと大変な人がたくさんいるんだから」と本気で被災者のことを考え、それに比べたら自分たちの犠牲なんて何ともないというんですよね。
石原都知事が言っていた、日本人は我欲が強くなって人のことを考えなくなっているというのは真実なんじゃないの?とすら思ってしまっていました。
でも、今日はいいことがありました。
エレベーターホールで会った日本人女性に行かないかと声をかけたら、一緒に行くことになり、なんと、私と一緒にコーディネーター役もやってくれることになりました。車がなくて運転も出来ないので遠慮していたそうですが、体力はあるから今週も来週も行くわよとのこと。ちなみに彼女は40代半ばで独身です。
そして、リクルーティングイベントのときに会った日本人男性も今週は無理だけど是非行きたいと言ってくれました。彼は「日本人として行かないわけにはいかない」と言ってくれました。そうこなくちゃ。彼も確かお子さんが生まれたばかりなんですけどね。
それから、18歳の娘さんが行きたいと言っているので一緒にと言ってきた母子家庭のママもいました。
うちの会社は外資とはいえ、社員の半分以上は日本人のはずなんですよ。なのに、日本の被災地に対するボランティアに行く人の90%以上が外人だなんて、あまりにも日本人として恥ずかしいじゃないですか。少しでも日本人が増えてきて良かったです。
でも、やはり圧倒的に外人の方が多いこの現実。個々人にはいろいろ理由はあるでしょうけど、全部合わせてこの確率・・・何かが変です。
どうしてなんでしょう???
ほんとに、日本人は我欲にまみれてしまっていて、他人のことは自分には関係なくなっちゃってるんでしょうか。
確かに特に東京なんかはね、隣の人は何する人ぞって感じはありますからね・・・。
マスコミによると、ボランティアブームが起きているとのことなので、私の周りの日本人だけの問題なのかもしれませんが・・・。
来年の春に卒業する日本の大学生を対象に、会社の説明をし、その後、グループディスカッションなどをして二次選考をしました(一次選考は書類と試験による選考でした)。
最近、どっちが本業かわからないくらい支援活動が忙しいため、半日も本業に取られるとほんとに大変です。
ていうか、午前中も本業のミーティングがあったので、支援活動は昼休みや夜にやっていたのですが。当たり前か。
今週末の石巻ボランティアトリップには、今のところ、社外から15名のチーム、12名のチーム、4名のチーム、そしてうちの会社から、社員の家族も含め20名ほど集まりました。先週や先々週から二度目、三度目の人もかなり含まれていますが、初めての人もいます。一度行くと、次は社外の友人に声をかけて人を集めてくる人もいます。
危険を伴うため、会社としてオフィシャルな活動と位置付けるわけにはいかないため、あくまでも個人ペースで参加するという形式を取っています。そのせいってわけではないのですが、会社全体にメールで呼びかけているのではなく、参加している人がいる部署にメールを出して呼びかけています。
私もコーディネーターとしてメールに名前が出ていますので、いろんな人が問い合わせをしてきたりします。
また、知り合いに直接声をかけて誘ったりもしています。
そういうことを毎日やっていると、国籍によるのか、人々の反応の違いを感じるようになります。
行きたいから詳細を教えて欲しいと前向きなことを言ってくる人には、アメリカ大陸の人(アメリカ人、カナダ人など)と東南アジアやインドなどの発展途上国系の人が多いんです。
参加している人の中にはイギリス人もいますが、上司がアメリカ人で、その人が行くから一緒に・・・というのが多い気がします。でも、そういうイギリス人も、一度行くと燃えちゃって、翌週も来てくれたりします。
そして日本人は…上司が行っていても関係なく行こうとしないんですよ。
ある若い男の子は、「行かない?」と聞くと、「え、私がですか?」とお茶を濁して終わり。
ある40前くらいの男性は一度は行くと言っていたんだけれど、理由を付けては結局行こうとしません。
別の40歳くらいの男性は、「一度見てみた方がいいとは思うんですよね・・・」と自分の経験としての反応。
ある30代の男性は、「うちは子供が小さいから無理なんです」と。
ある40代の男性は、「行きたいんですけど、妻が行かないでくれと言うので」と。このパターンは結構います。
これだけ続くと、かなりがっくりします。
何で日本人は行こうとしないの??
先週行ったときも、メンバーにいた日本人は、社外の、日本語が下手な外国育ちの日本人と、外人の奥様でたまたま日本人な人だけで、純粋な日本人は私と上さまだけでした。
先々週から三週連続で行っていて、この大勢のツアーを取りまとめているカナダ人は、35歳くらいで、子供が1歳と2歳なんですよ。そんな状況で毎週末行くのは大変なんじゃないの?と聞くと、「でももっともっと大変な人がたくさんいるんだから」と本気で被災者のことを考え、それに比べたら自分たちの犠牲なんて何ともないというんですよね。
石原都知事が言っていた、日本人は我欲が強くなって人のことを考えなくなっているというのは真実なんじゃないの?とすら思ってしまっていました。
でも、今日はいいことがありました。
エレベーターホールで会った日本人女性に行かないかと声をかけたら、一緒に行くことになり、なんと、私と一緒にコーディネーター役もやってくれることになりました。車がなくて運転も出来ないので遠慮していたそうですが、体力はあるから今週も来週も行くわよとのこと。ちなみに彼女は40代半ばで独身です。
そして、リクルーティングイベントのときに会った日本人男性も今週は無理だけど是非行きたいと言ってくれました。彼は「日本人として行かないわけにはいかない」と言ってくれました。そうこなくちゃ。彼も確かお子さんが生まれたばかりなんですけどね。
それから、18歳の娘さんが行きたいと言っているので一緒にと言ってきた母子家庭のママもいました。
うちの会社は外資とはいえ、社員の半分以上は日本人のはずなんですよ。なのに、日本の被災地に対するボランティアに行く人の90%以上が外人だなんて、あまりにも日本人として恥ずかしいじゃないですか。少しでも日本人が増えてきて良かったです。
でも、やはり圧倒的に外人の方が多いこの現実。個々人にはいろいろ理由はあるでしょうけど、全部合わせてこの確率・・・何かが変です。
どうしてなんでしょう???
ほんとに、日本人は我欲にまみれてしまっていて、他人のことは自分には関係なくなっちゃってるんでしょうか。
確かに特に東京なんかはね、隣の人は何する人ぞって感じはありますからね・・・。
マスコミによると、ボランティアブームが起きているとのことなので、私の周りの日本人だけの問題なのかもしれませんが・・・。
この記事へのコメント
この件に限らず、日本人って親切心がないわけではないけれど、それを行動する力が欠けてると思います。ボランティアに行きたいなあと思っても、でもXXXXがあるし、XXXXもXXXだしと考えて結局できないのでは。
昔長男が1歳で妊婦だったとき地下鉄に乗っても誰も席を譲ってくれないことがありました。イギリスでは老人や妊婦がいると必ず誰かが席を譲りますから、日本って冷たい国なんだなあと改めて思いました。けれどもそのあと駅について雨の中を赤ちゃんバギーを押して歩いていると、後ろから若い男性が走ってきて、『妊婦が雨に濡れてはいけませんから』と傘をくれて走り去っていきました。やっぱり日本人は親切だとか冷たいとか一概には言えないなあと思いました。
一度決まった決定事項の状況に合わせた変更とか、タイミングを考えた素早い発表などが苦手なのは、政治家や東京電力も同じですよね。
昔アメリカに住んでいた時によく友達にchange is good!!と私は良く言われました。アメリカ人からしたら、私の行動がかなり遅かったんでしょう。
アクアさんは決定力(こんな言葉あるかな?)や行動力が、アメリカ人並だと思います。
日本人は全体的にちょっと遅めというだけで、気持ちが冷たいのではないと信じたいですよね。
影響が大きいのではないでしょうか。しかしボランティアで現地に行かれている外国人の方には本当に感心させられますね。マスメディアは、日本から帰国する外国人ばかり取り上げていますが、被災地で活動する外国人の方にこそスポットをあててほしいですね。
ほんとに、やること大きい。
そして、必ず実現するパワー!
すごいです。
国籍問わずボランティアマインドを持つ人は持つし、人が血を流すのを見ても他人事にしか捉えられない人は一生そのままなのでは?
妻子のせいにしている人は、本人かいきたくないから。
他人のために動ける人になるかどうかは、国籍でなくて育ち方によるのでは?
電車内でお年寄りが、別に怪我しているわけでも具合悪い様子もなく、ただ座りたくて、泣きわめく子供に席を譲るのを見たことがあります。周りの男性、寝たふり。しかも母親が座って子供は膝の上。そのお年寄りは子供があまりにうるさくて周りに迷惑だから立ったのにそれがその子の親にはわからないらしい。
電車内で座った子供の靴を脱がせない親。
友人がCAをしていた時代に話していましたが、機内で子供が騒いでも怒らないのは日本人、
危ないから注意すると親が逆ギレ。
同様のケースで、欧米人の親達はビックリする位叱るのを見て驚いたと。視点が違うのかも、と話したことがあります。
他者に迷惑をかけないことを覚えるとこから弱者への支援の気持ちは育つのでは?
おさるさん>若い人たちは違うみたいですね。若者に期待します!
今日もワイン飲んでるさん>確かに変化への柔軟性のなさというのもあるかもしれませんね。私は仕事上ではChange Agentと呼ばれています。そんなにchangeが好きな人は珍しいと言われてます。だからかな(笑)
Chrisさん>実は来週、テレビ局がついてくることになりました。被災地で頑張る外人のことも報道して欲しいですね。それと、考えてるのと行動に移すのとの違い、これはまあ、ボランティアに限らず、いつも私が書いていた目標実現のためにアクションを取っていくことと同じなんでしょうね。やらない人は言ってるだけでいつまでもやらないんだなぁ。
しのりんさん>育ち方もあるでしょうね。でも、どういう育て方をよしとするかという国の教育に対する考え方みたいなのもマクロでは影響するでしょうね。まあほんとにひどい親はよく見かけますね。
それだけで「行動力ある人たち」ではありませんか。
あるいは「既にして、身軽なひとたち」ではありませんか。
そのような人たちに呼びかければ、一般の日本人に呼びかけるよりもたくさんの賛同を得られると思います。
他国で同じことが起きたとき、そこにいる日本人は「行動的」であるのではないでしょうか?
ボランティアされている外国人の皆さんは、どのような方法で現地へ行かれたのでしょうか?
外国人の被災地ボランティアの募集をネット探してみたところピースポートしか見当たりませんでした。
夫は日系アメリカ人で簡単な日本語は話せます。
http://ameblo.jp/noriko-talk/entry-11025984366.html
本当に、同感です。
そして、同じ人が行き続けている現実。
シングルで金銭的に困っても居ない、時間もある、そんな私と変わらない状況の友人も動きません。
行かないのなら、後方支援を・・とサイトで物資を提供できる簡単な情報を与えても、駄目。
その支援で被災地からお礼のハガキが来たんだよ、と喜んで見せても駄目。
「私も見てみるね」で終わりです。
この同じ反応はもう何人も居ます。
「かわいそう」と言いつつも行動に移さない人ほど、偽善者だと感じるようになりました。
自分達の視界に入らなければ。。他人事になるのでしょう。
同じ被災した県でも内陸側の被害を受けなかった人達でさへ
「何でそんな事やっているんだ」という反応をする方もいるとか・・
気づいた人から・・とは思いますが、情けないと本気で感じました。