がーが!!

がーをシンガポールに置いてきてしまいました。

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がーというのは、うちのトラのぬいぐるみです。タイガーのがーです。

今のうちに引っ越してきた3年ほど前、上さまと一緒に初めてイケアに行ったとき、上さまが勝手に買い物かごに入れていたのですが、それを知らなかった私は「これ、うちのじゃありません」ともうちょっとで買わずにお店に戻そうとしてしまったというのが最初の出会いです。

それ以来、世界中、日本中、どこに行くのにも連れて回っていたがーちゃん。

その後、うちの家には、いろんなぬいぐるみが加わり、ベッドの周りはとってもにぎやかになってしまっているのですが、その中でも第一号だったがーちゃんは特別の存在なのです。

今回シンガポールに出張した際、久しぶりの出張だったために、私はがーを連れてくるのを忘れてしまいました。

上さまに成田行きのバス乗り場まで送ってもらっているとき、

「がーを忘れてきちゃったよ」

「あーあ、忘れてきたの?がーはきっと悲しんでるよ」

なーんて言っていたのですが、成田の手荷物検査でカバンからパソコンを取り出そうとした時、なんと、がーはパソコンの横に入っていたのでした。そう、上さまが勝手に私のカバンにいれていたのです。そして、上さまから

「がーが家出したよ!」

というメールが来ました。

がーは私たちの間の潤滑油というかなんというか、すっかり大事なペット、大事な家族みたいになっちゃってるんですよね。

それが、そんな大事ながーちゃんを、シンガポールに置き去りにしてきてしまったのです・・・。

金曜日の朝、シンガポールのホテルをチェックアウトしたとき、いつものように「忘れ物はないかな」と貴重品入れやバスルームを見渡したりはしたんです。

その後、ホテルに荷物を預けて仕事に行きました。

一日働いてからホテルに戻り、荷物を受け取り、ジムのシャワールームを借りて私服に着替え、それから同僚と待ち合わせをするために、ホテルのバーに行きました。

元部下で今シンガポールで働いている女の子の家に行って、生後8か月の赤ちゃんに会わせてもらう約束だったのですが、彼女は仕事が忙しかったようで、結局私はホテルのバーで2時間近くも待っていました。

8時ごろに彼女が現れ、二人で彼女のマンションへ。彼女の愛する一人息子のあきらくんに会わせてもらい、その後、近所で一緒に軽く食事をしました。

そして夜の10時ごろ空港に到着。

上さまへのおみやげを買ったりしていたら搭乗時刻になり、11時過ぎには飛行機の中へ。

そして夜11時25分発のANAで日本に向かいました。

朝の7時前に成田に降り立ち、急いでバスに乗りました。

そして、そのバスの中で初めてがーのことを思い出したのです。

なんてひどい私。24時間もがーのことを忘れていたのです。

バスの中で私は真っ青・・・。がーをカバンに入れた記憶が全くないのです。

睡眠不足だから普段ならバスでは寝るところなのですが、一睡も出来ず、パスが着いて、タクシーに乗ったら、ホテルに電話して聞こう、取りに行くとしたら、土日のうちに取りに行けるんだろうか、月曜日、休みを取ってでも取りに行こうか・・・なんてぐるぐる考えていました。

この時間のバスは家の近くまで行かないので、結構離れた場所でバスを降り、そこからタクシーで帰ります。

タクシーに乗ってすぐにホテルに電話をかけて聞いてみました。

フロントの女の人が、遺失物係に聞いてから折り返してくれるというのでお願いしました。

「トラのぬいぐるみを忘れてきてしまったのですが、とても大事なものなので・・・」というような話、タクシーの運転手さんに聞かれると恥ずかしいのですが、英語なので多分わかんないかな?とたかをくくってしゃべってました。

そして、不安な気持ちのまま折り返しの電話を待っていたところ、電話がかかってきました。

「ありませんでした。では」

と、あっさりしたお返事。

そんなぁ!!!

もしかしたらカバンに詰めたんだけど、私がその事実を全く忘れちゃってるだけかな?

かすかな期待と大きな不安を胸に自宅に戻りました。

自分の部屋に入るまで待ち切れず、マンションの一階でスーツケースを開けて中身を確認したのですが、やはり、がーはいません。

玄関に入るや否や、

「がーがいない!!」

と大騒ぎし、大きなスーツケースをリビングに運び込み、荷物を全部出してもう一度確認しました。

やはりいません。

上さまは茫然とした表情で自分の部屋に入ってしまい、出てきてくれません。「出てきて」というと、「いやだ」というほどです。彼もショックなのです。

ホテルにもう一度電話をかけました。さっきとは違う人が出て、ハウスキーピングに電話を転送してくれました。

しかしハウスキーピングの人も遺失物をチェックした上でないというのです。

でも、3泊もベッドの上においてあったから、あの部屋を掃除していた人は絶対覚えているはずだし、バッグをすみずみまで見たけど持って帰ってきていないので、絶対あの部屋にあったはずだと食い下がりました。

すると、そのときの担当者がまだ出社していないから12時ごろもう一度電話をかけてくれと。

そう、向こうはまだ早朝7時くらいだったんですよね。えらい迷惑な客ですよね。

その後、インターネットで飛行機の時間を調べてみました。夕方5時台に出て、深夜にシンガポールに着き、ホテルでがーを受け取り、朝の便で帰ってくれば、24時間くらいで日本に帰ってこれる・・・というルートを確認。しかし、がーがいないことには始まりません。

仕方がないので少し仮眠をとることにしました。

でも、もう気が気じゃありません。

奥さんがちょっと目を離したすきに子供を事故などで亡くしてしまい、奥さんは自分を責め、旦那さんは奥さんを責め、そして夫婦関係もだめになる、なんていうことがあるじゃないですか。そんなことまで考えてしまうほど、私も上さまもショックを受けていました。

取り返しのつかない失敗ってこういうことを言うんですよね・・・。なんてバカなことを・・・。

過ぎてしまったことはどうやっても取り返せないんだから、この先何をするかだけ冷静に考えるべきだ!と頭では思うんだけど、後悔の念が消えません。財布やパスポートがなくなったくらいなら冷静に対処できるんだけどなぁ。

そしてシンガポール時間の正午になりました。

またホテルに電話をかけ、ハウスキーピングに電話を回してもらったところ、さっきの人が電話口に出てくれました。「あのトラですね。ありましたよ」とのこと!!

がーがいた!!

ものすごい安堵感。

取りに来てくださいというのですが、今もう日本だと言うと、送ってくれるとのことです。DHL(速達便)か普通便かと聞くので、もちろんDHLと言いました。なんてったって、今から飛行機に乗って取りに行ってもいいくらいなんですから。

FAXで指示書を送ってくれというので、言われた通りFAXを出しました。送料等のコストはクレジットカードに請求してもらいます。

しばらくして、念のためにもう一度電話をかけ、FAXが着いたかどうか確認しました。着いたそうです。

あー、よかったぁ。

がーが無事に帰ってくるまで100%安心はできませんが、まあ大丈夫でしょう。

てなことで、上さまのご機嫌も元に戻り、今夜はお祝いに焼き肉に行くことにしました。

相当懲りたので、もう二度とこんなことはしないと思います。

がーが帰ってきたら、顔向けできないなぁ。

ほんとにごめんね、がーちゃん。

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この記事へのコメント

あつこ
2010年01月23日 23:07
顛末最後まで読んでちょっと絶句。シンガまでとりに行くか?パスポートよりも財布よりもそんな大切なものなのか。犬や猫を無茶無茶愛する人がいますが、そんな感じですね。
でもハッピーエンドでよかった。大丈夫、ちゃんと帰ってきますよ。心配すると良くない。でもシンガでよかったね。インドならきっと戻ってこないよ。
管理人
2010年01月23日 23:25
自分の子供ならインドでも迎えに行くでしょ。ま、財布やパスポートよりは我が子に近いってことですね。財布やパスポートは代替が効くからねぇ。

がーを取り返すためにいくらまで出すか?と上さまと話をしていて、まあ100万くらいなら出すけど、1000万は無理という話になりました。

私たち、馬鹿?

でも、子供なら1000万だろうが出すだろうし、ペットでも出す人いるだろうなぁ。

うん、インドなら無理だろうね。でもわいろ送ったら帰ってくるかも?
こんの
2010年01月24日 07:33
面白い話と言ったら、怒られますですねぇ
でも、久々に面白い話を読みました!
あくあさんの気持が、よく分かりますなぁ
ふむむ ハッピーエンド おめでとう
ふぅ
2010年01月24日 08:37
あつこさんから教えてもらって、しばらく前からブログ拝見しております。
私も飼い猫を自分の子供のように可愛がっていたことがあるので、今回の話、何となくわかる気がします。
出てきて本当に良かったですね!
おふじ
2010年01月24日 08:59
日曜の朝から手に汗握るブログを読ませて貰いました。
違う意味で横にいる娘は手に汗握っております(ブラッデーマンディというドラマのために)
大事な思い出がいっぱい詰まったがーちゃんが出てきて
本当に良かった良かった♪
やはりあくあさんには幸運の女神がついてますね。
それにあやかりたいわ♪
あつこ
2010年01月24日 09:33
子供じゃインドに絶対忘れませんよ。人に預けて働きに行って、迎えに行くの忘れたことあるけど
管理人
2010年01月24日 11:54
こんのさん>ハッピーエンドになったので、おもしろい話として語り継ぐことが出来ます。これで見つかってなかったら、何カ月も落ち込んでいたことでしょう。

ふぅさん>ありがとうございます。生きている猫でも生きてないトラでも同じですよね。

おふじさん>そうですね。こういうときは「いや、絶対見つかる。見つかるに違いない」と自分の強運を自分に言い聞かすようにしています。信じる者は救われる・・のかな?

あつこ>ま、インドには忘れないわなぁ。物忘れが悪化する今日この頃、気をつけましょう。
いもうと
2010年01月24日 12:12
わかる、わかる、その気持ち。うちも子供達忘れたりしたら絶対大騒ぎするもん。出てきて良かったねー、海外のホテルなのにねー。取りに行くって話も理解できるよ、うん。でもDHLが着くまで、ほんとに安心はできないよね。にしても上様、部屋に閉じこもっちゃうなんて、かわいい!
管理人
2010年01月24日 12:50
でしょ?DHLのことは楽観的に信じることにしてます。引き寄せの法則だから。上さまはがーちゃんがいないと生きていけないんですよ。

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